日本で運転したい!外国人が日本で運転免許を取得する方法

国際結婚

東京に住んでたら、電車が便利ですよね。

どこにでも駅があるし、電車賃は安いし。

なので今まで考えたこともなかったのですが

東北に引っ越して感じたのは、やっぱり車が欲しい!

わたしは免許を持っていますが、以前アメリカで運転するオットがとっても上手だったので

ぜひオットにも日本で運転してもらいたいな~と思うように・・・

すると、

免許?車?

確かにあったら便利だけど・・・

教習所に通うのめんどくさいし、お金もかかるからな~

と、渋られてしまったのです。

えー、母国であんなに上手に運転できるのに、日本だと最初からやり直さなきゃいけないの?

と疑問に思ったわたしはネットで色々調べてみることにしました。

日本の免許証がないと、日本では運転できない?

警察庁のHPを確認すると、日本で運転をするために必要なのは下記いずれかの免許証を所持している場合のみになります。

  1. 日本の免許証
  2. ジュネーブ条約に基づく国際運転免許証
  3. 国際運転免許証を発給していない国又は地域であって日本と同等の水準にあると認められる免許制度を有している国又は地域(エストニア共和国、スイス連邦、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国、モナコ公国及び台湾)の免許証& 政令で定める者が作成した翻訳文(日本語)

ただし、2~3が有効なのは日本に上陸した日から1年間(もしくは当該免許証の有効期間のいずれか短い期間)と決められています。

我が家(アメリカ人夫)の場合

  • 日本の免許証は持っていない
  • 自国(アメリカ)で取得した免許証は所持しており、有効期間にも余裕がある
  • 日本に住み始めて何年も経過しているので、国際運転免許証は使えない(そもそも持っていない)

ということで、日本の免許証を取得しなければなりませんでした。

免許を持っていない、もしくは期限が切れている場合

この場合は日本人と同じく、教習所に通う必要があります。

ただし外国語に対応している教習所は少ないので、通う場所によっては一定の日本語レベルも求められることになります。

海外で取得した免許を持っていて、有効期限内である

近くに英語対応の教習所はないし、お金と時間もかかるし・・・と、なかなか踏み切れずにいました。

すると、

外免切替

というワードが目に飛び込んできました。

外国で取得した運転免許証は、日本の運転免許証に切替えることができるのです。

外国等の行政庁等の免許を受けている方は、その免許で運転することができる自動車等に関する日本の免許を、試験の一部免除により取得する手続を申請することができます。(道路交通法第97条の2第2項)

警察庁HPより引用

これだ!

一部免除ということは、自動車教習所に通って、仮免許を取得して・・・という流れがないということです。

もちろんかかってくる費用も全然違うはず。ということで調べてみました。

日本の免許を取得する(外免切替)

流れとしてはこんな感じです

  1. 必要書類等を準備する
  2. 適性検査を受ける(視力テストと色彩識別能力テスト)
  3. 知識確認(10問中7問正解すればOK)
  4. 技能確認(100点からの減点方式、70点以上で合格)
  5. 免許証ゲット!

※下記29か国(アメリカは一部州のみ)の場合は、3~4(知識・技能確認)が免除されます。

アイスランド・スペイン・アイルランド・スロベニア・アメリカ合衆国(バージニア州・ハワイ州・メリーランド州・ワシントン州に限る)・チェコ・デンマーク・ドイツ・ニュージーランド・イギリス・ノルウェー・イタリア・ハンガリー・オーストラリア・フィンランド・オーストリア・フランス・オランダ・ベルギー・カナダ・ポーランド・韓国・ポルトガル・ギリシャ・モナコ・スイス・ルクセンブルグ・スウェーデン・台湾

ちなみにわたしたちの住む宮城県では、申請手続き(書類審査)の前に事前連絡が必要でした。

また、書類提出の際に面談があったり、適性検査が最後だったりと、順番や流れ、日程については自治体によって違うようです。ご自分のお住まいの地域の免許センターに確認した方が安心ですね。

受験資格

下記条件に当てはまるかどうかチェックが必要です。

  • 18歳以上であること(二輪は16歳~、中型20歳~、大型21歳~)
  • 取得している外国の運転免許が有効期限内であること
  • 免許を取得した日から通算三か月以上その国に滞在していること(パスポート等で証明)

その他詳しくは各地域の警察署のホームページ等で確認できます。

我が家はすべてクリア。

費用はどのくらいかかる?

ざっと調べてみると、1回で合格する場合でもトータル9,000円前後はかかりそうです。

(といっても、一から教習所で学ぶとなると30万とかかかってきますからね・・・)

住民票の写し発行300円程度
申請用写真200~1,000円前後
免許証の日本語による翻訳文(大使館かJAFで作成)JAFに依頼した場合:3,000円
申請料1,500~2,600円(普通:2,550円)
技能確認の貸車料?(都道府県による?)800~1,450円?(普通)
交付手数料2,050円

体験談を探すと、一度で合格した人は少ないようで(なんと10回以上受け続けている方も・・・)、その度に追加の申請料がかかっている人がほとんどでした。

また教習所によってはペーパードライバー向けや外免切替のための受け入れをしている所もあり、自信がない場合はそういった所に何回か通って、簡単な講習を受けてから切り替え手続きに臨むという人もいました。

(調べた限り6,000~60,000円と、コース内容や受講時間、地域によりピンキリでした。)

とりあえず教本を買ってみた

いきなり本番は無理!

まずはルールを復習したいんだけど、教習所の教本とか売ってないかな?

オッケー探してみるぜ

わたしたちが見つけたのがこちら。

エイト道交法出版 英語版 学科教本&問題集

分厚い。

著作権上載せることは出来ませんが、

左ページが日本語、右ページが英語、と見開きで対になっているのでわかりやすい!

ということで、少し割高ですがこちらを購入しました。

(10,780円+送料+代引き手数料=12,000円くらいでした。)

デメリットが・・・

購入時、事前に出版社から電話が。

こちらの教本が2014年以来再版されておらず、その後のルール変更に関しては訂正紙を冊子で付けております。

お客様のほうで切り貼りして頂く形になりますが、よろしいでしょうか?

(切って貼ればいいんだよね?めんどくさいけどがんばるぞ!)

かしこまりました。発送お願いします。

そして届いた本に付いていた訂正冊子。

オットのために一肌脱ぐぞ!とハサミとテープのりを買って準備万端なわたし。


いざ切り貼り作業!

と思ったらなんと、

大きさが違かったり。

差し込みだけではなく、順番が変わっていたり

(「1と2の間にこの訂正が差し込まれるので3以降は繰り下げてください」、等)

簡単に切って貼れる状態ではなかったのです・・・(泣)

とりあえず訂正があるページに印をつけて、問題集の方はほとんどが大きさぴったりだったのでそこだけ切り貼りして終了。

ちょっとわかりづらい感じになってしまいました・・・

オット、勉強してくれるかなあ・・・

いずれ子供が出来たら車は必要!って思っているので、ぜひ頑張ってもらいたいです。

一番の難関である技能確認については実際に受けた後に、また体験談をまとめようと思います。

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